シャープは9月28日、液晶テレビ「アクオス 4K」シリーズに、AIoTクラウドサービス「COCORO VISION」を備えた「UH5/US5」の2シリーズ、5モデルを発表した。Android TVを採用し、動画、音楽、ゲームなどのコンテンツをテレビ1台で体験できる。発売はいずれも11月11日。
COCORO VISIONは、AIと人感センサを内蔵したAIoTクラウドサービス。2016年6月にネットプレーヤー「AQUOSココロビジョンプレーヤー AN-NP40」として発表し、AI連携の動画配信サービス「COCORO VIDEO(ココロビデオ)」をスタートしている。
UH5/US5シリーズはテレビにCOCORO VISIONを内蔵し、テレビ1台で、おすすめ番組情報の提供などを実現した。よく見るテレビ番組や視聴する時間帯を分析、学習することで、嗜好、地域、時間帯に合わせたおすすめ番組、VODコンテンツ、音楽、ゲームなどを表示する。
テレビの前面には人感センサを備え、人が近づくと自動的にテレビの電源がオンになり、COCORO VISIONが起動。おすすめの番組を音声で知らせる。
新コンテンツサービスとして、音楽配信の「COCORO MUSIC」(月額税別:300円)とゲーム配信の「COCORO GAME」(同:500円、単品販売:300円〜)の提供も開始。音楽配信はレコチョク、ゲーム配信はブロードメディアGCとパートナーシップを組む。提供開始は11月11日。
シャープIoT通信事業本部IoTクラウド事業部サービスMK部の松本融氏は「アクオスとの親和性を最大限に考えているということ。ネット対応アクオスのお客様は、40〜50代の方が世帯主のファミリー世代が中心。レンタルビデオを借りて楽しまれたり、音楽も邦楽を中心に聞かれたりしている方が多い。ゲームも手軽にできるものをそろえた」という。
あわせてスマートフォン用の無料アプリ「COCORO VISION」も11月中旬にリリース予定。Android、iOS版を用意する。テレビリモコンとして使用できるほか、スマートフォンへのおすすめ番組通知も可能だ。気になる番組は「Myカード」に登録ができ、テレビの前に行くと、テレビ番組は放送時間に合わせて通知、動画コンテンツであれば、コンテンツ部分をタップするだけで、COCORO VIDEOが起動し、コンテンツを表示する。
UH5は、60V型の「LC-60UH5」(想定税別価格:40万円前後)と55V型の「LC-55UH5」(同:34万円前後)の2サイズを用意。画面の左右にスピーカを配置したサイドスピーカモデルで、トゥイータ2個、ミッドレンジ4個、サブウーファ4個を内蔵する。60V型のみ直下型LEDを採用する。
US5は、「LC-60US5」(想定税別価格:33万円前後)、55V型の「LC-55US5」(同:27万円前後)、50V型の「LC-50US5」(同:22万円前後)の3サイズをラインアップ。省スペース性に優れたアンダースピーカモデルで、トゥイータ2個、ミッドレンジ2個、サブウーファ1個を備える。LC-60UH5のみ、バックライドに直下型LEDを採用。そのほかのモデルはエッジ型LEDになる。シャープでは、4Kテレビに占めるAIoTテレビの構成比を80%以上にすることを目標に据えている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」