AmazonとGoogleの間のいざこざが原因で、YouTubeが「Echo Show」で視聴できなくなった。Echo Showは、Amazon初のタッチスクリーン内蔵スマートスピーカだ。
5月に発表されたEcho Showでは、カレンダーを参照して予約を確認したり、天気予報を表示したりすることができる。米国時間9月26日までは、YouTube動画を視聴することもできた。今はそれができなくなっている。
高い人気を誇るGoogle傘下の動画共有サイトであるYouTubeは、Echo ShowでのYouTubeの動作をめぐる意見の対立が原因で、Amazon製品で視聴できなくなっているらしい。どちら側に問題があるのかははっきりしていない。
Amazonによると、Googleは26日午後にEcho ShowにおけるYouTubeのサポートを停止したという。Amazonは次のように述べている。
Googleは、26日の午後3時頃に変更を適用した。YouTubeはこれまで、Echo Showで利用可能だった。同日午後をもってGoogleは、顧客への説明や通知なく、YouTubeをEcho Show上で利用できなくすることを決定した。その決定に技術的理由はなく、残念なことであり、YouTubeとEcho Showの両方の顧客に不利益を及ぼしている。
しかしGoogleは、AmazonがYouTubeの提供方法に関する自社の規則に違反したとして同社を非難し、両社間の話し合いがまだ解決に至っていないとしている。
われわれはAmazonと長期間にわたって交渉を続け、両方のプラットホームの顧客に最良のユーザー体験を提供する合意を模索してきた。Echo Show上のAmazonによるYouTubeの実装は、われわれのサービス規約に違反しており、そのユーザー体験には欠陥がある。早急に合意に達し、問題が解決することを望んでいる。
今回の動きは、デスクトップ版のYouTubeで普段使えている機能がEcho Showでは利用できないことに関連しているようだ。例えば、動画を共有または推奨したり、コメントを付けたりする機能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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