中国政府が、また新たなサービスを規制したとみられる。今度の標的になったのはFacebook傘下のメッセージアプリ「WhatsApp」だ。
少なくとも中国政府が遮断するまでは、デイリーユーザーが10億人を超えていた人気アプリのWhatsAppは、エンドツーエンドの暗号化された通信を可能にする。暗号化は、ユーザーのプライバシーを保護するが、一方で法執行機関や諜報機関など、政府による監視活動を困難にする側面もある。
こうしたサービスの利用可能状態をモニタリングしているSymbolic Softwareの研究者、Nadim Kobeissi氏によると、中国当局は現地時間9月20日にWhatsAppをブロックし始め、25日には完全に遮断したという。当局は強力に暗号化された通信に的を絞って遮断しているようだと、Kobeissi氏はThe New York Timesに語っている。
中国では、Googleの検索やFacebookのソーシャルネットワークなど、他の多くのサービスも遮断されている。
この件に関して、WhatsAppはコメントを拒否した。Kobeissi氏と中国政府にもコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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