インテル、VRヘッドセット「Project Alloy」計画を断念

Stephanie Condon (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年09月25日 10時27分

 Intelが「Project Alloy」リファレンスデザインを発表する計画を中止した。この件を最初に報じたのはRoad to VRだ。

 Project Alloyはx86ベースのスタンドアロン「マージドリアリティ」(「融合現実」の意)ヘッドセットだ。Intelは2016年にこのヘッドセットを披露したとき、それをオープンリファレンスデザインとして2017年に公開する計画も明かしていた。しかし、IntelがRoad to VRに述べたところによると、パートナーの関心が十分ではなかったという。

IDFでVRヘッドセット「Project Alloy」を披露するIntelのCraig Raymond氏。
IDFでVRヘッドセット「Project Alloy」を披露するIntelのCraig Raymond氏。
提供:Intel Corporation

 米ZDNetに提供したコメントの中で、Intelは「Project AlloyはIntelと業界にとって素晴らしい概念実証の役割を果たし、高性能かつ没入的でケーブル不要の仮想現実(VR)体験において何が実現可能なのかを示した。われわれがProject Alloyを通して学んだことは今後の取り組みに反映されるだろう」と述べた。

 Intelは拡張現実(AR)およびVR体験を実現するほかのテクノロジへの投資にも言及した。それには、MovidiusのVPU、「RealSense」深度検出技術、ワイヤレステクノロジ「WiGig」が含まれる。

 「こうしたIntelのテクノロジソリューションは全て、強力なソフトウェア機能のポートフォリオによってサポートされている。われわれは技術革新を促して、リッチで没入的なコンテンツを実現するため、ソフトウェアデザインキットからリファレンスデザインまで、さまざまな取り組みを通して、VRサポートエコシステムの拡大に取り組んでいる」(Intel)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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