Amazonが「よく一緒に購入されている商品」機能を通して、爆弾の製造に必要な原材料を購入しやすくしていた可能性があると英国のテレビ局が報じた。これを受けて、Amazonは米国時間9月20日、自社のウェブサイトを見直すと述べた。
Channel 4 Newsの報道によると、Amazonのサイトは、原始的な爆弾の製造に必要な原材料の組み合わせを一緒に購入するようユーザーに勧めるという。例えば、Amazonは爆弾製造に使われる可能性のある原材料のページで、ボールベアリングの購入を勧めたという。
これらの製品は全て合法的に購入可能のようで、通常は家庭での用途に使われる。
大手テクノロジ企業はよりパーソナライズされた、またはより有用な情報を提供するため、自動化された(しかし、時に欠陥のある)アルゴリズムを利用して、サイトの一部を運用している。今回の一件は、それが原因で生じる問題を浮き彫りにするものだ。Amazonは世界最大のオンラインストアで、メインの米国サイトの製品ページ数は3億ページを超える。このページ数は、人間の職員が効果的に監視し更新できる範囲をおそらく超越している。
Amazonの担当者は20日、「最近の諸々の出来事を受けて、われわれは現在、これら全ての製品が適切に紹介されるようにするため、当社のウェブサイトを見直しているところだ」と述べた。
さらに、Amazonはこれからも必要に応じて法執行機関と密接に連携し、捜査に協力していくつもりだとした。
英国で明らかになった問題に加えて、The New York Timesも20日、Amazonの米国サイトで同様の問題を発見したことを報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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