Synology、NASの新ラインアップにXS/Plus/Valueシリーズ

 Synologyは9月19日、新たなNASとしてXSシリーズ、Plusシリーズ、Valueシリーズを発表した。

 XSシリーズは、オプションで10GbEとM.2 SATA SSDをサポートする、同社初の6ベイタワー型NAS。「Ds3018xs」の1機種のみだ。内部ドライブベイを消費せずに、SSDキャッシュによる超高性能を実現するための、デュアルM.2 SATA SSDアダプターカード (M2D17) に対応したPCIe.スロットや、AES-NI暗号化エンジンをもつIntel Pentium D1508デュアルコア2.2GHz(2.6Ghzまでのターボブースト)プロセッサを搭載。

 また、RAMは8Gバイト(最大32Gバイト)、拡張ユニット「Synology DX1215」を使用することで最大30ドライブのストレージ容量という拡張性を有する。

 さらに、Gigabit LANポート(×4)に加え、オプションの10GbEネットワークインターフェースカードを付けることにより、最大スループットを高められ、2230Mb/s超のシーケンシャル読み込みと、26万5000シーケンシャル読み込みIOPSを可能にした。

 サイズは、高さ166mm×幅282mm×奥行き243mm。重量は、5.2kg。実勢価格は、税込17万円前後。


 Plusシリーズは、H.265/H.264 4Kビデオトランスコーディングを最大2チャネルでサポートが可能。「DS918+」「DS718+」「DS218+」の3機種をラインアップしており、DS918+とDS718+は、CPUにIntel Celeron J3455クアッドコアプロセッサを搭載。DS218+では、Intel Celeron J3355デュアルコアプロセッサを搭載している。なお、いずれも、AES-NIハードウェア暗号化エンジンが装備されている。

 なお、DS918+では最大8GバイトのRAM(通常4Gバイト)、他の2製品では最大6Gバイト(通常2Gバイト)まで拡張可能。さらに、DS918+とDS718+には、2つのLANポートが装備されており、ストレージ容量は拡張ユニット「Synology DX517」を使用することでそれぞれ9、7ドライブまで拡張できる。

 また、DS918+には専用のM.2 NVMeスロットが用意され、M.2 NVMe SSDを直接インストール可能。DS918+のサイズは、高さ166mm×幅199mm×奥行き223mm。重量は、2.28kg。税込の実勢価格は、6万6000円前後。


 DS718+のサイズは、高さ157mm×幅103.5mm×奥行き232mm。重量は、1.74kg。税込の実勢価格は、5万3000円前後。



 Valueは、4Kオンライントランスコーディング機能を特徴とするシリーズ。「DS418」の1機種のみで、DS418は10ビットH.265ビデオトランスコーディングへの対応とBtrfs機能を備える。最先端の自己修復性能と時点指定ができるスナップ機能で、信頼性の高いデータ保護が可能だ。

 ハードウェア暗号化エンジン付の1.4GHzクアッドコアプロセッサ(Realtek RTD1296)、2GバイトのRAM、2ポートのLANポートを搭載する。

 サイズは、高さ166mm×幅199mm×奥行き223mm。重量は、2.28kg。税込の実勢価格は、4万9000円前後。


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