Appleは9月12日(米国時間)、スマートウォッチ「Apple Watch Series 3」を発表した。2016年9月に発表された「Apple Watch Series 2」の後継モデルにあたる。Series 3は、9月15日から予約を開始し、9月22日の発売を予定している。
Series 3では、これまで通りBluetoothとWi-Fiに対応したモデルに加え、新たにLTE通信対応モデルをラインナップ。Apple Watch単体で通信・通話が可能となった。電話番号はiPhoneと共通化されており、SIMカードの機能を備える超小型のチップを内蔵する。
CPUは、前モデルから70%高速化されたデュアルコアプロセッサを搭載。W2 Wirelessチップのほか、GPS、防水機能(水泳OK)、気圧高度計を搭載する。Wi-Fi通信速度は85%高速化したほか、電力効率も50%向上しているという。OSは9月19日にローンチ予定の「watchOS 4」を実装する。
また、LTEモデルでは、サブスクリプション型の音楽サービス「Apple Music」に直接接続でき、Apple Watch上から約4000万曲にアクセスできるようになった。「AirPods」などのBluetoothイヤフォンを接続することで、iPhoneなしに音楽を再生することができる。
本体デザインはこれまでのモデルを踏襲しており、デジタルクラウン(竜頭)の先端が赤色に変更された。サイズは、Series 2と同じとしている。また、これまでのカラーに加え、新たにセラミックモデルに黒を追加した。
価格は、アルミニウムボディでBluetooth・Wi-Fi対応モデルが329ドル(国内は税別3万6800円)、LTE通信対応モデルが399ドル(同4万5800円)。ステンレスボディとセラミックボディは、LTE通信対応モデルのみのラインナップとなり、それぞれ6万4800円(税別)、13万9800円(税別)となる。また、初代のSeries 1を249ドル(国内では税別2万7800円)で併売する。
Series 3は、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、スイス、英国、米国で発売される。国内からは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアから発売することがアナウンスされた。詳細については、キャリア側からの発表が待たれる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」