ottaは9月7日、JapanTaxiおよび、東京電力ホールディングスと、東京電力ホールディングスが提供するIoT見守りサービス「tepcotta(テプコッタ)」の動く基地局としてタクシーを活用するシステムを開発。東京都渋谷区を中心に本格運用を開始したと発表した。
tepcottaは、ottaのIoT技術を活用。ビーコン(電波受発信器)を搭載したキーホルダーなどの専用携帯端末を利用し、高齢者や子供の位置情報履歴をスマートフォンやPCで把握できるほか、予め登録した基地局付近を見守り対象者が通過した場合、メールや専用アプリで通知を受けることが可能。
今回、日本交通が運営する約4100台のタクシーの利用者向けタブレット「Tokyo Prime」(車両に搭載された10インチ高精細デジタル・サイネージで音声付き動画を放映するサービス)に、tepcotta携帯端末を検知する機能を組み込んだアプリを導入。公共施設や民間施設に設置する固定基地局に加え、首都圏を中心に稼働している約4100台のタクシーが動く基地局として機能することで、よりきめ細かい見守り網の構築をできるようになった。
2017年7月末から順次タクシーにアプリを導入して検証を重ねた結果、すでにタクシーが約5000回以上ビーコン電波を受信。今後、動く基地局の更なる拡充を模索するという。
なお、既に東京都渋谷区でサービスを開始しており、順次関東圏に展開するという。
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