6インチスクリーンを搭載するスマートフォンとPCのハイブリッド端末「Sirius A」の製造元であるOckel Computersが、11月の出荷開始に向けて準備を進めている。
今から1年前、オランダのOckelはSirius Aを5月までに発売したいと考えていたが、プロトタイプ期間中にいくつかの修正を加え、現在は現地時間11月20日にクラウドファンディング支援者に発送することを目指している。
Ockelは、コンピュータが備える全てのものをスマートフォン風の筐体に搭載することを目指した。Sirius Aは大型スマートフォンと同じくらいのサイズだが、一方の側が厚くなっており、DisplayPortやHDMI、LANなどのさまざまなポート、microSDカードスロットを搭載。さらに、2基のUSB 3.0ポート、1基のUSB Type Cポート、独立した電源端子も備える。
完全な「Windows 10」を使いたいが、ノートPCや2in1端末を持ち運ぶのは嫌だという人にSirius Aは最適だ。
Sirius Aは6インチのフルHDタッチディスプレイを搭載し、Intelの「Atom Cherry Trail」プロセッサを内蔵する。「Pro」モデルは8GバイトのRAMと128Gバイトのストレージを搭載し、「Windows 10 Pro」がプリインストールされている。標準モデルは4GバイトのRAMと64Gバイトのストレージ、「Windows 10 Home」を搭載する。
Ockelがプロトタイプ期間中に追加した新機能は、電源ボタンに内蔵された指紋リーダーによる「Windows Hello」のサポートだ。この機能の搭載は、支援者の投票で決定した。
Sirius AとSirius A Proの小売価格はそれぞれ699ドルと799ドルになる予定だ。Indiegogoの支援者はそれぞれ549ドルと649ドルで購入することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス