ソニーは9月5日、デジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン」に、4.4mmのバランス接続ができる「NW-ZX300」(ZX300)を追加した。ハイエンド「WM1」シリーズに匹敵する高音質パーツを採用する。発売は10月7日。想定税別価格は6万5000円前後。
ZX300は、高音質と小型化を両立した「NW-ZX100」の後継機。ZX100のコンパクトさをそのままにWM1の高音質技術を凝縮した。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載し、基板との接続ボール部分に高音質はんだを採用。透明感と艶のあるボーカルを再現する。リアパネルは従来のステンレスからアルミに素材を変更。非磁性体、低抵抗、強度、パネルの板厚を薄くすることで、歪みのない透明感のあるサウンドを引き出せるとしている。
アンプ部の電源には新規フィルムコンデンサを搭載。新開発の100MHz対応低位相ノイズ水晶発振器を44.1kHz系と48kHz系の2個装備することで、SN感のある音質を表現する。
新たにDACモードを備え、PCで再生する曲をハイレゾ相当に高音質化して再生することが可能。新コーデックMQAに対応するほか、ハイレゾ相当の音質をワイヤレスで伝送できるコーデック「aptX HD」に11月以降にアップデートする予定。LDAC非対応機器との連携も強化する。
サイズは高さ119.5mm×幅57.3mm×奥行き14.8mm、重量約157g。64Gバイトの内蔵メモリを備え、microSDメモリーカードスロットも装備する。ブラック、シルバーの2色をそろえる。
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