LINE Pay、本人確認なしでウォレット内の残高が送金できる「ポチ送金」発表

 LINE Payは8月31日、LINE上で展開する決済サービス「LINE Pay」において、2017年11月中旬に送金機能のリニューアルを実施すると発表した。

 LINE Payは、LINEを通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗で決済できるモバイル送金・決済サービス。2014年12月にサービスを開始し、LINEの月間利用者数である7000万人の約半数にあたる、3000万人以上の国内ユーザーが登録しているという。

 これまで、LINE Payの残高を送金する場合には、事前に免許書などの身分証明書のアップロードや、銀行口座の登録によるユーザーの本人確認が必要だった。今回のリニューアルにより、送金機能を「ポチ送金」に刷新。本人確認していないユーザーでも、LINE上のフレンドにユーザー自身の残高を送金できるようになる。


送金イメージ

 ポチ送金は、LINE Payメイン画面、あるいはトークルーム内メニュータブから利用可能。受け取った残高は、LINE Payでの決済に利用できる。送金時に、一言メッセージを添付することもできる。

 また、ポチ送金で受け取ったLINE Pay残高は、ユーザーの本人確認に関わらず銀行口座への出金は不可となっている。LINE Pay外への出金を前提に送金する場合は、本人確認後にメニュータブに設置される「現金送金」から送金する必要がある。ポチ送金で送れる金額は1日で合計10万円までとなっており、ブロックしているユーザーやLINEに電話番号を登録していないユーザーには送金できない。

 なお、ポチ送金は、“ポチ袋”(お年玉袋)に金銭を包んで渡すことがコンセプトになっているという。

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