AmazonによるWhole Foods買収が正式に完了した。その証拠に、Whole Foodsの店舗には「Amazon Echo」が陳列されている。
Whole Foods selling Amazon Echo as ‘Pick of the Season’ as tech giant takes over upscale grocerhttps://t.co/07DjbCRiAi pic.twitter.com/jII4r005e0
— Taylor Soper (@Taylor_Soper) 2017年8月28日
Amazonは米国時間8月28日早朝、Whole Foods買収を完了したことを明らかにした。137億ドルという、Amazonによるこれまでの買収の中でも群を抜く最高額を投じたこの買収は同社にとって、8000億ドル規模の米国食料品市場と、実店舗事業の両方に参入するための最も重要な動きである。
6月に初めて発表されたこの買収について、Amazonは先週、28日に買収が完了する予定であることを明かした。有機アボカドや有機赤玉卵など、まずは最もよく売れる一部の品目を対象に、高級食料品を値下げすることを発表したことで、好意的な報道が相次いだ。
マンハッタンのあるWhole Foods店舗で価格を調査したBloombergは28日、いくつかの品目の価格が7~43%値下げされていると報じた。例えば、有機ロティサリーチキンはその店舗で13.99ドルから9.99ドルに、粒入りアーモンドバターは7.99ドルから6.99ドルになっているという。Amazonは先週、さらなる値下げを実施する予定だと述べていた。
こうした値下げによって、Amazonは短期間のうちに今回の新しい買収に対する多大な関心を集めることができるかもしれないが、Whole Foodsの低迷する売り上げをV字回復させるには、価格改定を続ける必要があるだろう。Whole Foodsは、「Whole Paycheck」(給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意味)という評判を払しょくし、自然食品やオーガニック食品に参入する従来型の食料品店と競争するために、約2年前から既に値下げを始めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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