ファームウェア公開で明らかになってきた「HomePod」の最新情報 - (page 2)

Justin Jaffe (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年08月17日 07時30分

何らかのスクリーンを備える

 Steven Troughton-Smith氏は、ファームウェアのリーク情報から特に気になる点を最初にいくつも発見した開発者だ。同氏は、HomePodには「LEDマトリクス」が搭載され、そこに「おそらく図形や記号が表示される」だろうとツイートしている。別の開発者Avery Magnotti氏もこれに続いて、272×340の解像度を示すコードのスクリーンショットをあげている。こうしたディスプレイは主に、Siriが命令を受けていることを目で確認できるように設計されている。だが、仮想の音量調節ボタンなど、ナビゲーションやユーザーインターフェースとしても使われる可能性がある。

iPhoneや「iPad」と同様、完全版のiOSを搭載

 Troughton-Smith氏の発見によると、HomePodにも、AppleのモバイルOSであるiOSの完全版が搭載されるという。つまり、iPhoneやiPadと同じということだ。「VoiceOver」のようなアクセシビリティ機能をサポートすると見られるが、アプリや拡張機能のインストールには対応していないようだ(少なくとも今のところ)。ちなみに、Amazonのスマートスピーカはサードパーティー製の拡張機能をサポートしているため、サードパーティーの開発者はネイティブサポートを必要とせずにアプリを開発できる。Appleもいずれは、これにならうだろう。

処理性能は「iPhone 6」相当

 HomePodには、1GバイトのRAMとApple「A8」プロセッサが搭載されるらしいという証拠も、開発者らによって見つかっている。ハードウェアとしては、iPhone 6または「iPhone 6 Plus」とほぼ同等の処理能力だ。これが本当であれば、HomePodはAmazonやGoogleのラインアップのどのモデルよりも高い処理能力を持ち、競合製品の中で最も強力なスピーカということになる(といっても、AmazonとGoogleのスマートスピーカは、価格もHomePodよりかなり低い)。

Appleらしいクールな新しいサウンドがたくさん登場

 Magnotti氏は、HomePodのインターフェースに関連するサウンドやオーディオの情報も発見している。アラームやタイマー、「パスコードトーン」などだ。それぞれの実際のサウンドを、同氏は以下のYouTube動画で紹介している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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