Steven Troughton-Smith氏は、ファームウェアのリーク情報から特に気になる点を最初にいくつも発見した開発者だ。同氏は、HomePodには「LEDマトリクス」が搭載され、そこに「おそらく図形や記号が表示される」だろうとツイートしている。別の開発者Avery Magnotti氏もこれに続いて、272×340の解像度を示すコードのスクリーンショットをあげている。こうしたディスプレイは主に、Siriが命令を受けていることを目で確認できるように設計されている。だが、仮想の音量調節ボタンなど、ナビゲーションやユーザーインターフェースとしても使われる可能性がある。
So the #HomePod probably has a screen like this. If it's the right density could easily show basic things like temperature & weather icons pic.twitter.com/l5f16EkddV
— Alan Miller (@rosewoodat5th) 2017年7月28日
Troughton-Smith氏の発見によると、HomePodにも、AppleのモバイルOSであるiOSの完全版が搭載されるという。つまり、iPhoneやiPadと同じということだ。「VoiceOver」のようなアクセシビリティ機能をサポートすると見られるが、アプリや拡張機能のインストールには対応していないようだ(少なくとも今のところ)。ちなみに、Amazonのスマートスピーカはサードパーティー製の拡張機能をサポートしているため、サードパーティーの開発者はネイティブサポートを必要とせずにアプリを開発できる。Appleもいずれは、これにならうだろう。
Looks like the 'shell' app on HomePod is called SoundBoard. It runs a full iOS stack, unsurprisingly. Its apps are prefixed with 'Air' pic.twitter.com/IPFF0vV3UT
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年7月28日
HomePodには、1GバイトのRAMとApple「A8」プロセッサが搭載されるらしいという証拠も、開発者らによって見つかっている。ハードウェアとしては、iPhone 6または「iPhone 6 Plus」とほぼ同等の処理能力だ。これが本当であれば、HomePodはAmazonやGoogleのラインアップのどのモデルよりも高い処理能力を持ち、競合製品の中で最も強力なスピーカということになる(といっても、AmazonとGoogleのスマートスピーカは、価格もHomePodよりかなり低い)。
Magnotti氏は、HomePodのインターフェースに関連するサウンドやオーディオの情報も発見している。アラームやタイマー、「パスコードトーン」などだ。それぞれの実際のサウンドを、同氏は以下のYouTube動画で紹介している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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