ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンク C&S)と中国のofoは8月9日、ofoが世界で提供するシェアバイクサービス「ofo」を日本国内で展開すると発表した。9月以降に東京と大阪からサービスを開始する予定。
ofoは2014年に設立された中国の企業で、モバイルアプリを活用したステーションフリー型のシェアバイクプラットフォームを運営している。7月時点で世界7カ国、170都市以上で800万台以上の自転車でサービスを提供しており、1日に2500万回を超える取引数を誇るという。累計の利用者数は世界で1億人、利用回数は30億回を超えるとのこと。
今後は日本国内で大規模にサービスを展開するために、両社は独占的協業を計画しており、ソフトバンク C&Sはofoの拠点網の企画・開発やマーケティング領域を担当する予定。
ofoのhead of ofo’s APAC businessであるLawrence Cao氏は「日本は自転車が都心における重要な交通手段であり、多くの人が自転車を利用しており、重要な市場と位置付けている。自転車文化が根付いている日本で、ofoはより便利でコストメリットのあるサービスを日本の皆さまに提供していく。そのためのパートナーであるソフトバンクは、技術革新と市場トレンドを捉えてきた実績が印象的だ。今回、ofoとソフトバンク C&Sとの協業によって素晴らしいシナジーを創出し、日本のユーザーニーズを満たすサービスを実現させて、ofoのビジネスの成長と進化を切り開くことを確信している」とコメントしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」