ただ指でつまんでグルグル回すだけの玩具であるにもかかわらず、ハンドスピナーが大人気だ。シンプルな構造であるため、二匹目のドジョウどころか雨後の筍のように、次々と類似品が登場している。クラウドファンディングでも同様で、数え切れないほど多くのハンドスピナー関連キャンペーンが存在する。
今回は、そうしたキャンペーンからユニークなものを3つ紹介しよう。
1つ目は、「Kickstarter」で支援を募っていた「8Mode Multifunction Spinner」。8個の小さなLEDが1列に並んでおり、回転させると文字や簡単なグラフィックスを表示するハンドスピナーだ。
表示内容は、回転速度、回し始めてからの回転数と回転時間、時刻のほか、グラフィックス、簡単なクイズ、任意の文字列。表面のボタンを押すと表示モードが選べる。
表示する文字列の設定作業には、PCやスマートフォンなどを使う必要がない。設定モードにした状態で回すとAから順番に文字が切り替わって表示されるので、目的の文字が出たタイミングで止めると確定できる。これを必要な回数だけ繰り返せばよい。
Kickstarterでのキャンペーンはすでに終了。目標金額は2250ドルで、それを上回る7740ドルの集金に成功した。
2つ目は、スマートフォンとBluetoothで連携する「BlueSpin」。現在「Indiegogo」で支援募集中。
BlueSpinを使うには、スマートフォンに専用アプリをインストールしたうえで、Bluetooth接続する。あとは、回転させて用意されたゲームで遊んだり、リアルな友達やオンラインコミュニティのライバルとスコアを競ったりして楽しむだけだ。
忘れ物防止タグと同様の機能を備えており、どこかに置き忘れても、最後にBluetooth接続していた場所をアプリで確認できる。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間8月10日18時)で集めた資金はまだ811ドル。キャンペーン期間はあと21日ある。
3つ目は、ハンドスピナーになる財布「TELOUR」。現在Kickstarterで支援募集中。
TELOURは、マネークリップやカードケースとして使えるハンドスピナー。シリコーン製のバンドにベアリングが設けられており、紙幣やカードを挟んだ状態で回転させられる。ただ、それだけのものだ。
その機能は、文章を読んでもらうよりも、動画を見てもらえば理解できる。カードなら最大20枚挟める。サイズさえ合えば、普通の財布を挟むことも可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月21日まで。目標金額の1万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月10日18時)で集めた資金は2442ドル。キャンペーン期間はあと10日ある。
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