Intelは米国時間8月9日、コンピュータビジョンを専門とする傘下のMobileyeが、一連の完全自立走行車を開発していることを明らかにした。SAEが定めるレベル4の車両を100台以上生産し、米国、イスラエル、欧州で試験する計画だ。第1弾となる一連の車両が2017年中に配備される予定だと、Intelは述べた。
Intelは3月に153億ドルでMobileyeを買収した。車載システム、データ、およびサービス市場での地位強化と、自動車業界における市場開拓戦略の加速化を図るための動きだった。
技術的にはIntelは、同社の高性能コンピューティングに関するノウハウに、Mobileyeのコンピュータビジョン、センサフュージョン、マッピング、機械学習、人工知能を組み合わせることによって、「車両からクラウド」の完全なシステムを実現したいと考えている。
「車両を構築し、実際の条件下でそれを試験することにより、直ちにフィードバックが得られ、高度かつ完全な自立走行車に向けた技術とソリューションの実現が加速化される」と、まもなくIntel Corporationのシニアバイスプレジデントに就任し、将来はMobileyeの最高経営責任者(CEO)兼最高技術責任者(CTO)に就任する予定のAmnon Shashua氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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