「Frontiers in Robotics and AI」で発表された最新の研究結果によると、人間は欠点のないロボットより、ミスを犯しがちなロボットを好むという。
この研究論文の主執筆者であるNicole Mirnig氏は、「われわれは、ミスを含む行動を意図的にロボットのルーチンにプログラムして、ユーザー調査を実施した。ミスを犯すロボットとミスを犯さないロボットに対する参加者の評価の違いと、ミスを犯すロボットに接するときに人々が示す反応を調べることがわれわれの狙いだった」と説明する。
この調査で、人間の参加者は、「NAO」ロボット(SoftBank Roboticsが開発したヒューマノイドロボット)から一連の質問を受けた後、さらに「LEGO」ブロックを使って行うタスクの指示を受けた。使われたロボットは全く同じだが、ロボットが作業を完璧にこなすケースと、研究者らが仕込んだ一連のミスが起きるケースがあった。
「参加者は完璧に対話するロボットより、ミスを犯すロボットに対してはるかに大きな好意を抱くことがわれわれの研究で明らかになった」(Mirnig氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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