2008年に登場したとき、Googleの「Chrome」ブラウザは、ウェブサイトの最上部がファイルキャビネットのフォルダーのように見える大胆な新しいタブデザインで注目を浴びた。「Firefox」は2013年に、タブにさらなる工夫を凝らした独自のデザイン「Australis」を考え出した。
だが現在、Firefoxは、Microsoftの「Edge」ブラウザが採用している飾り気のないシンプルな長方形のタブを採用しようとしている。新デザインのタブは米国時間8月3日、Firefoxのテスト版「Nightly」に登場した。
FirefoxのバイスプレジデントであるMark Mayo氏は、次のように語っている「動作が速く、(ユーザーを対象とした)テストの結果もかなり良い。『Edgeに似ている』という意見もあると思うが、そこを乗り越えれば誰もが気に入る」
デザインの変更は、うまくいけばソフトウェアの使い勝手が向上する可能性がある。だが、使い慣れたものの変化に対処しなければならない場合、反発やある程度の混乱が生じることも多い。
新デザインを見たければ、Nightlyビルドをダウンロードすればいい。だが、注意が必要だ。Nightlyビルドは、開発者が最新のアップデートを試用するためのもので、クラッシュやバグ、非対応のウェブサイトに遭遇することも多い。とはいえ、試す理由はほかにもある。これは、11月のリリース時にMozillaが復活の望みを託そうとしている「Firefox 57」のプレビュー版なのだ。
新デザインの多くは、Firefoxの外観を一新する「Photon」プロジェクトを採用したものだ。新しいFirefox 57のNightlyビルドには、新アイコンとページの動作メニューの新たなオプションも、アドレスバーに登場する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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