「塔の上のラプンツェル」のランタンシーンを再現した空間が日本科学未来館に登場

 お台場にある日本科学未来館にて、ディズニーアニメ「塔の上のラプンツェル」をテーマしたインスタレーション作品「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」が、8月1日から7階の特設会場に展示される。

ランタンで埋め尽くされた空間
鏡張りでランタンで埋め尽くされた空間

 日本科学未来館では、4月から「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」を展開。ミッキーマウスの誕生作「蒸気船ウィリー」から最新作「モアナと伝説の海」まで、約90年分にもおよぶディズニー作品のオリジナル原画を紹介する企画展となっている。

「塔の上のラプンツェル」
「塔の上のラプンツェル」

 今回のインスタレーション作品は特別展示として新たに追加されたもので、制作はチームラボが担当。塔の上のラプンツェルのワンシーンを、無数のランタンで埋め尽くされた空間で表現している。ただ単に光をともしているだけではなく、来場者の好きなランタンの前に立ち止まると、そのランタンが明るく輝き、周囲のランタンに伝わって広がっていくというインタラクティブな要素も盛り込まれている。

 会場内には7種類のデザインのランタンがあり、作中に登場するランタンのデザインを忠実に再現。この空間はデジタル技術を使って設計され、人がいることで生まれる空間の動きや変化に反応するという。作品のワンシーンに入り込んだような新しい体験が味わえる空間となっている。

  • 来場者がランタンに近づくと強く光り出す

  • その光が広がっていく

  • 床面についても、作中の湖に反射されたような光景を再現しているという

中川翔子さん
中川翔子さん

 展示に先立って、7月31日に開かれた発表会では、本作の日本語吹替え版でラプンツェル役を担当した中川翔子さんが登壇。体験した感想として、ラプンツェルの世界を完璧に再現していると絶賛。「本当に息をのむような、夢の中にいるみたいな空間で、本当に奇跡のような世界を体感できた。ラプンツェルになったみたいで、ラプンツェルにも見せてあげたい。最先端のテクノロジで再現しようという人の熱い心も感じられて、さらに感動させてくれた」と、かなり興奮した様子で語った。

チームラボ カタリストの竹内正人氏(左)
チームラボ カタリストの竹内正人氏(左)

   また同じく登壇したチームラボ カタリストの竹内正人氏は、制作にあたってディズニー側とやりとりを繰り返すなか、ランタンの形やサイズはもとより、光のオレンジ色の赤みといった細かいところにまで監修が入ったことなどを振り返り、「色に対するこだわりが強く感じられた。最終的には、色がディズニーの世界になっていると、太鼓判を押していただいた」として、内容に自信を見せた。

 塔の上のラプンツェル エクスペリエンスは、9月24日まで展示される。ディズニー・アート展のチケット購入者が入場可能。ちなみにこの展示は来場者による写真や映像撮影も可能としている。

(C)Disney

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