Twitterが数カ月前に第1四半期決算を発表したとき、ユーザー数が全般的に増加しているのはビジネス戦略が功を奏している兆しだと投資家らは期待を抱いた。
Twitterは米国時間7月27日、第2四半期決算(4〜6月期)を発表した。ユーザー増加数が、第1四半期よりも900万人少なかったことが明らかになった。
第2四半期の月間アクティブユーザー(MAU)は3億2800万人で前四半期に比べて横ばいだった。「季節的な問題」がMAU数に悪影響を及ぼしたとしている。
一方、平均デイリーアクティブユーザー(DAU)は前年同期比で12%増加した。
最高執行責任者(COO)のAnthony Noto氏はアナリストらとの電話会議で、「デイリーアクティブユーザーをこれまで以上に重要視している。オーディエンス、エンゲージメント、さらには広告の観点からも、全体的な成長を促す主要な要素だ」と述べた。
純損失は1億1600万ドル(1株あたり16セント)だった。第1四半期の6200万ドル(1株あたり9セント)から増加している。売上高は前年同期比5%減の5億7400万ドル、非GAAP利益は1株あたり8セントだった。
アナリストは、売上高を5億3600万ドル、1株あたり利益を5セントと予想していた。
総広告売上高は前年同期比8%減の4億8900万ドルだった。第2四半期にTwitterで最も業績が高かった広告形式は動画だった。
第2四半期で最も注目すべき点の1つが、データ事業の前年比成長率だった。Twitterによると、データライセンスなどの事業の売上高は8500万ドルで、前年同期比で26%増加したという。
Noto氏は、「これはわれわれにとって大きな機会だと考えている」と述べた。「データをとり、パートナーのためにパッケージ化している。現在のユーザー層以外で、データ事業の新しい使用事例を開拓することを検討しており、その可能性にワクワクしている」(Noto氏)
Twitterでの嫌がらせを防ぐために継続している取り組みについて、最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は、6カ月前と比べてユーザーが嫌がらせに遭遇する機会は減少していると述べた。「前年の同時期と比べて、アカウントの悪用に対する1日あたりの措置は10倍になっている」と同氏は述べた。「力強い進歩だが、やはりやるべきことはまだ多数ある」(Dorsey氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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