迷惑ツイートの管理に長年悩まされ続けてきたTwitterだが、この問題に対する取り組みで短期的な成果が得られたと述べている。
Twitterは米国時間7月20日、1年前と比べて10倍の数の攻撃的な行為を行っているアカウントへの対策を行ったと述べた。その取り組みは、より快適なコミュニテイーの構築に役立っているようだ。Twitterによると、攻撃的なツイートを繰り返し発信する人は減少している。また、アカウントをブロックするといった、迷惑ツイートを行う人を遮断する機能の利用も減少しているという。
Twitterは迷惑行為への対策を続けている。今回の最新情報には、その取り組みで一定の成果を上げていることをユーザーに伝える狙いがある。3億2800万人の月間アクティブユーザーを擁する同社は、1月以降、新しいアカウントをミュートする機能など、嫌がらせに対処するためのさらなる手段を提供してきた。
この取り組みは、2016年終盤に最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏がサイト改善のためのアイデアをTwitterユーザーに募ったことに始まる。ツイートを編集可能にする機能に対する要望もあったが、嫌がらせを減らしてほしいとの要望が多数寄せられた。嫌がらせの問題は、長年にわたってTwitterで蔓延している。
成果をあげた理由の1つに、問題のあるユーザーへの対処方法が挙げられる。例えば、アカウントを制限する機能の提供を開始している。Twitterによると、こうした対策によって、そのようなアカウントからの攻撃的な行為に関する報告は25%減少したという。また、制限されたアカウントの約65%が、迷惑行為を繰り返さなくなるという。
Twitterのエンジニアリング担当バイスプレジデントEd Ho氏は「まだやるべきことは多数あるが、ユーザーがTwitterで攻撃的な行為に遭う頻度は6カ月前よりもかなり少なくなっている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス