三井不動産とDronomyが実証実験--工事現場をドローンで空撮

 三井不動産は7月24日、出資しているベンチャー企業「Dronomy」と、東京都中央区日本橋室町3丁目の建設現場でドローンの実証実験を実施したと発表した。ドローンによる工事現場の空撮および施工中の建物の3Dモデル作成した。


空撮するドローン

 Dronomyは、CVCファンド「31VENTURES Global Innovation Fund」を通じて、三井不動産が出資しているベンチャー企業。イスラエル軍のドローン研究者や測量部隊の司令官などを務めたトップエンジニアが2015年に立ち上げた。

 実証実験では、Dronomyが独自開発したドローンの自立飛行技術を使用し、三井不動産が再開発組合の一員として推進している「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」の建設現場を空撮。現在は3階部分の一部まで工事が進行しており、ドローンによる空撮と施工中の建物の3Dモデルを作成したという。

 Dronomyが計測、取得したデータはクラウド上で管理され、今後は工事の進捗管理、計測、関係者の情報共有ツールとして活用を検討していくとのこと。業務の効率化、人件費削減、安全管理の向上などの可能性を探っていくという。

撮影した写真データをつなぎ3Dデータを作成
撮影した写真データをつなぎ3Dデータを作成

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