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アナウンサーの熱意から生まれたラジオ「Hint」--放送とネットを結ぶビーコン機能も

山川晶之 (編集部) 飯塚 直2017年07月20日 20時30分
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 ニッポン放送、Cerevo、グッドスマイルカンパニーの3社は7月20日、クラウドファンディングを通じて開発したワイドFM対応ラジオ「Hint BLE Radio」を9月初旬に発売すると発表した。

 カラーは、フロストシルバーとブラックの2色をラインナップ。希望小売価格は2万2000円(税別)。7月20日より先行予約の受付を開始する。販売は、3社のオンラインストアに加え、ビックカメラ.com、全国のビックカメラ、コジマ、ソフマップのラジオ取扱店舗でも実施する。


(左から)メチクロ氏、グッドスマイルカンパニー代表取締役社長の安藝貴範氏、Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏、声優の野島健児さん、中村繪里子さん、田所あずささん

 Hintは、「カッコいいラジオが欲しい」という思いのもと、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏が立ち上げたプロジェクトから生まれたラジオ。ニッポン放送のほか、Cerevo、グッドスマイルカンパニーが協力して製作。デザインは、メチクロ氏が担当している。

 放送は、FM放送用周波数を用いてAM放送の補完的放送を行なう「FM補完放送」(通称・ワイドFM)に対応。ワイドFMは雑音が少なくステレオ放送に対応し、従来のAM放送よりもクリアな音質でラジオを聴取できるという。また、BluetoothのほかLINE IN端子を搭載しており、スマートフォンや音楽プレーヤーを接続して再生することができる。

 プロトタイプ時点では、本体上部のみだったスピーカーに加え、音質の向上を目的に新たにウーファー、ツイーターを追加した3WAY構成を採用。無指向性のため、部屋のどの位置からでも広がりのある音を楽しめるという。なお、サウンド面はニッポン放送技術部が監修している。人の声の周波数帯域に注目し、心地よく聴こえる柔らかいサウンドを目指している。

 なお、室内など電波環境が不安定な場所でもラジオを楽しめるよう、外部アンテナを標準で同梱。本体背面のアンテナ端子に取り付けるだけで電波状況を改善できる。また、本体の振動を抑えることで音質向上を図るインシュレーターも標準で同梱している。

 今回、「CAMPFIRE」を使ったクラウドファンディングを実施。1250人から出資を受け、目標金額の1300万円を大きく上回る3000万円強を集めて達成。2016年9月当時では、過去最も支援金額が多く集まったプロジェクトとなっていた。


一般販売されるのはフロストシルバーとブラック(写真中央と右)、CAMPFIRE限定でゴールドも用意された

 Hintには、放送で流れる「DTMF音(電話のダイヤル音)」を利用してスマートフォンへ情報を送信できる「トーンコネクト」を搭載している。DTMF音から生成されたURLをもとにビーコンモジュールが、近くのスマートフォンにURLを配信できる。このため、放送中にウェブサイトやYouTubeといった動画へのリンクを飛ばすことができ、放送とインターネットをシームレスに融合させることができる。なお、ビーコンは、Googleの「Eddystone」を採用している。

 利用には、Chromeブラウザが必要。DTMF音に合わせて本体のLEDカラーを変更することができ、同じ番組を聴いている人であれば本体LEDが同時に同色で点灯することになる。複数台を使った光の演出も可能になるだろう。


放送の中で流れるDTMF音をもとにURLを生成。ビーコンで近くのスマートフォンに送信する。なお、リンクを受け取るにはChromeブラウザが必要となる

声優モデルも登場

 CAMPFIREには、声優の野島健児さん、中村繪里子さん、田所あずささんの3名が声を担当した専用モデルも用意された。3名を起用した理由として吉田氏は「ニッポン放送によく来る声優たちです」と笑いを誘った。ちなみに、田所あずささんのモデルでは、操作音など茨城弁が採用されている。


(左から)声優の野島健児さん、中村繪里子さん、田所あずささん

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