Appleが米国時間7月18日、新たに大中華圏担当マネージングディレクターという役職を設け、Isabel Ge Mahe氏を任命したことを明らかにした。
Ge氏は上海を拠点として「今夏のうち」に職務を開始する予定だとAppleは述べている。Ge氏はこれまで中国の各通信事業者と協力し、中国向けの「iPhone」と「iPad」の機能の開発に携わってきたが、今後は中国全土のさまざまなチームの統括と調整にあたることになる。
Appleは中国におけるサービスのローカライズと、対応が難しいことで知られる同国の法律に対応する取り組みを拡大しており、今回の新しい役職の設置はその最新の動きと言える。Appleはこれまでも、「iTunes Movies」および「iBooks」のサービスを開始から1年と経たないうちに停止させられるなど、中国でさまざまな法律の問題に直面してきた。
中国はAppleにとって最も重要な市場の1つで、全売上のおよそ20%を占めているが、最近では業績面で苦戦を強いられてきた。直近の四半期には、大中華圏での売上高が前年同期比10.7%減少して107億ドルにまで落ち込むなど、Appleでは過去1年間にわたり同地域での売り上げが減少傾向にある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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