Facebookは、サブスクリプション型のニュースサービスを検討している。Facebookのニュースパートナーシップを統括するCampbell Brown氏が米国時間7月18日、ニューヨークで開催されたDigital Publishing Innovation Summitで明らかにした。この業界カンファレンスに参加していたTheStreetが最初に報じ、10件の記事にアクセスした時点で非購読者はそれ以上閲覧できないようにする有料の壁を設けることなど、同サービスの計画について伝えていた。
「多数の新聞社やデジタルパブリッシャーとの初期の会合で耳にした要望の1つが、サブスクリプション型の製品が欲しい、Facebookで有料の壁を設けられるようにしてほしいというものだった」とBrown氏は述べ、「それに今取り組んでいる。サブスクリプション型の製品をリリースする予定だ」とした。
ニュースをオンラインで読む人がますます増える中、新聞の購読数と広告収入は減少し、業界規模は著しく縮小している。新聞各社とAssociated Pressはかなり以前から、Googleなどのニュースアグリゲーションサイトがこの問題の原因であると非難しており、コンテンツの公開をやめて、オンライン読者に対する課金を始めるのではないかという懸念が生じていた。
この計画に詳しい米CNETの情報筋によると、Facebookは、同社の「Instant Articles」機能に基づくメーター制課金方法のテストを2017年中に開始する予定だという。支払い方法についてはまだ検討中だが、パブリッシャーらの満足のいくテスト結果が得られれば、2018年にもこのプログラムが展開される可能性があると、この情報筋は述べた。
Facebookは、複数の報道機関と「初期段階の話し合い」を持っていることを認めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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