Xenomaは7月19日、カメラなしでユーザーの動きをセンシングするスマートアパレル「e-skin」を、8月2日より個人向けに提供すると発表した。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」を使用する。
e-skinは、14個の伸縮センサーを有する服「e-skin Shirt」に、コントローラの「e-skin Hub」を接続して使用する。軽量かつ洗濯も可能な普通の「服」でありながら、ユーザーの動きを認識可能。Tシャツなどの上から着用するだけで、VRなどのゲームコントローラをはじめ、格闘ゲーム、ダンスゲーム、スポーツゲームなど、身体性の高いコンテンツに対し、直感的で自然な操作が可能。ジョギングやヨガなどの運動のパフォーマンス解析にも使用できるという。
また、今回の個人向けリリースにともない、これまでのWindowsとAndroid(Visual C#、Unity)に加え、Java SDK、MacOS、iOSやUnreal Engineなど、対応開発環境を拡張。さらに、ディープラーニングによるオリジナルのモーション判定開発機能、「Microsoft HoloLens」などとの連携(UWPアプリ用SDK)を追加している。
Kickstarterの支援プランでは、e-skin Shirt、e-skin Hub、開発用のSDKを含む「e-skin Developer’s Kit」の内容に加え、ミニゲームアプリが選択可能。先着100セットに限り、479ドルで販売する。
同社では、これまでは法人向けのみにe-skinを提供してきたが、量産体制が整ったことから個人ユーザーへも提供できるようになったという。
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