コンピュータというか人工知能(AI)というか、いずれにしろ技術の進歩は目覚ましく、人間はチェスや将棋、囲碁といった知能ゲームで機械に勝てなくなった。だからといって、ゲーム自体の面白さが失われたわけではない。
そこで今回は、いつまでも飽きない知能ゲームであるチェスを、さらに深く楽しむためのチェス盤「Chesstronic」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Chesstronicは、以前紹介した駒が自動的に動くスマートチェス盤「Square Off」と異なり、一見ただのチェス盤。ただし、スマートフォンと連携してさまざまな機能を提供する。普通に対面してプレイするのはもちろん、人間相手のオンライン対戦、AIとの対戦などが可能。
プレイ中の駒の動きは、自動的に記録される。後から振り返って良かった手、悪かった手を復習すれば、次の対戦にいかせる。lichess.orgやchess.comといったチェス関係サイトで提供されている、ゲーム分析ツールを使って評価するのもよいだろう。
Chesstronicは、チェス入門にも役立つ。 可能な駒の動かし方を盤面のLEDが光って教えてくれたり、チェックやチェックメイトといった状況も盤面に示されたりする。さらに、リアルタイムにプレイを分析し、善しあしを判定してくれる。場合によっては「待った」も可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月10日まで。目標金額の3万5000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間7月13日12時)で集まった資金はまだ2426ドル。キャンペーン期間はあと28日ある。
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