クラウドワークスは7月5日、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」において、悪質な仕事案件の自動検出機能「悪質案件自動検出 AI」を実装したと発表した。
同社ではこれまで、ユーザーサポートチームが掲載されたすべての仕事案件を目視でチェックしていた。同機能により、AIが過去の傾向を学習した上で、既知のタイプの悪質案件を検出。検出された案件のみをユーザーサポートチームが目視でチェックし、掲載可否の判断ができるようになった。また、未知のタイプの悪質案件については、従来通りユーザーサポートチームが目視でチェックし判定するという。
これにより、2016年に問題になった一部キュレーションメディアを始めとする、サービス規約に違反する案件や、極端に報酬予算が低い案件を人手を介することなく自動で検出でき、悪質な案件によって引き起こされるユーザー間トラブルを、未然かつ高精度、効率的に防げるようになるとしている。
クラウドワークスでは、5月より同機能を試験導入。その結果、検出された情報の内、目視で悪質と判断できる内容の適合率は91%となり、従来方式と比べて10倍以上の検出に成功したという。それらの実績を踏まえて、7月5日より正式導入することになった。
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