ドイツのハンブルクで現地時間7月7日に開幕するG20サミットに合わせて、抗議活動がインターネット上のさまざまな場所でも起きるおそれがある。
ドイツのサイバーセキュリティ担当幹部が懸念を示した。Reutersの報道によると、数万人規模と予想される抗議者が物理的な暴力行為に及ぶ可能性に備えて、警察犬や馬、ヘリコプターを配備した2万人の警察官が動員されるほか、数十人のサイバーセキュリティ専門家も24時間体制の司令部で待機する予定だという。
ドイツ連邦電子情報保安局(BSI)のプレジデントを務めるArne Schoenbohm氏はReutersとのインタビューで、「国家のサイバーセキュリティ機関として、われわれは(永続的な脅威から)、サイバー攻撃による政治的抗議を計画している可能性がある「Anonymous」や「LulzSec」のようなグループまで、あらゆることを懸念している」と述べた。
Schoenbohm氏はハッカーグループによる政治的抗議に加えて、ロシアなどの他国政府に関連があるとされる下部組織からの攻撃も懸念している。ドイツは選挙を9月に控え、政党やシンクタンクがロシア政府関連の組織から標的にされているとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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