英国に拠点を置くImagination Technologies(以下「Imagination」)の全事業が売りに出されている。Appleが次期「iPhone」でImaginationのコンポーネントを使用しないことが発表され、同社の株価は下落していた。
同社はプレスリリースで、「この数週間、グループ全体の買収の可能性について、(Imaginationに)複数の組織から関心が寄せられている。それを受けて、Imaginationの取締役会はグループの売却プロセスを正式に開始することを決定した。今は売却先候補の複数の組織と予備的な話し合いを行っている」と述べた。
Imaginationは過去にAppleとの提携の下、iPhoneのグラフィックスチップを製造したが、Appleが4月、今後の製品では独自のコンポーネントを製造すると発表したことで、両社の関係は終わった。この発表を受けて、Imaginationの株価は一時69%下落した。AppleはImaginationの最大の顧客だったからだ。
Imaginationは当初、事業の2つの部門だけを売りに出していたたが、現地時間6月22日、売却の対象を全事業に拡大した、とEngadgetは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」