ウェザーニューズは6月15日、気温・湿度・気圧・明るさ・紫外線・騒音の6要素を24時間自動観測する小型気象センサ「WxBeacon2(ウェザービーコンツー)」の販売を開始した。
WxBeacon2は、オムロンの協力のもと、ビーコン技術を使った気象情報のクラウドセンシングを実用化したプロダクト。サイズは、縦46mm×横39mm×厚み14.6mm。重量は16g(電池含む)。有料会員向けの優待価格は、3740円(税・送料込)で、通常価格は4798円だ。
前機種となる「WxBeacon」より軽量かつ小型で、外出時に持ち運びやすく、観測した気象情報はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」にて、リアルタイムに確認できる。また、WxBeaconでは気温・湿度・気圧の3要素だったが、新たに明るさ・紫外線・騒音を合わせた6要素を24時間自動で観測する。
同社は、2005年より全国のユーザーから寄せられる空の写真を気象予測に導入。また、WxBeaconを通じてユーザーから届く気象観測データを予測に活用してきた。今回、WxBeacon2の一般販売を通じて、より多くの観測データを気象予測に反映させることによって、さらなる予測精度の向上を目指すという。
ウェザーニュースタッチを通して、天気や雲の様子を報告する「ウェザーリポート」を利用し、天気予報に反映する取り組みを2005年から実施。2015年のWxBeaconの配布開始後は、ユーザーはウェザーニュースタッチを通して、観測データを自動で受信するとともに、ウェザーリポートの送信時に観測データをウェザーニューズへと簡単に送信できるようになった。
同社では、この取り組みを通して、気象情報のクラウドセンシングネットワークをウェザーリポーターと共に実現。観測データを気象予測に組み込むことで、実況精度および、予報精度向上につなげてきた。今後も、WxBeacon2の一般販売を通じて、より多くの観測データを気象予測に反映させることにより、信頼できる気象情報の提供を目指すとしている。
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