Appleとサムスンが有利に競争を進める時代は終わろうとしているのかもしれない。
「Android」の生みの親として知られるAndy Rubin氏は米国時間6月7日、ニューヨークで開催されたWired Business Conferenceで報道陣らを前に、その斬新な批評を展開した。Rubin氏率いる新興企業は先週、この大手2社に対抗するハイエンドスマートフォン「Essential Phone」を発表した。
Rubin氏は、「2社で市場の40%を占有するこのような複占状態にあると、自己満足が生まれると思う」と述べた。「新しい会社を設立するには絶好のタイミングだ。自己満足に陥っている者がいて、それを破壊する必要がある」(Rubin氏)
複数の投資家らが同氏と同じ考えのようだ。Bloombergは7日、Essentialが3億ドルの資金を新たに調達したと報じた。これにより同社の時価総額は9〜10億ドルになったという。
Essentialに対するRubin氏の大きな構想は、顧客にとって物事をシンプルにすることだ。Essentialのデバイスからドングルやコネクタをなくし、「iOS」や「Android」「Alexa」といったそれぞれ異なるエコシステムのすべてを同社の「Ambient OS」と連携させる新しい方法を見つけて、ユーザーのすべての電子機器が連動するようにしたいと考えている。
「コネクタのない未来が必要だと考えている。ドングルを購入する必要がなかったり、USB-BからUSB-Cに変更する必要がなかったりする未来だ」とRubin氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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