Microsoftは米国時間5月31日、「Windows 10 Creators Update」を「Surface Hub」ユーザー向けにリリースしたことを発表した。
PC、「Xbox One」、「Windows Phone」など他のMicrosoftプラットフォームに対しては、1カ月以上前から順次リリースしている。Surface Hubユーザーに対しては段階的に利用できるようにする計画だ。
Surface HubユーザーはWindows 10 Creators Updateをインストールすることで、シングルサインオン、より深いレベルでの「Office 365」の統合、新しい管理機能やセキュリティ機能などを利用できるようになる。ユーザーが「OneDrive」に保存している個人のコンテンツへのアクセス、最近使ったドキュメントのパネル、「Edge」経由での「Microsoft Teams」との連携などもある。Microsoftはオーディオを人間の音声に最適化し、「Miracast」プロジェクションも改善した。Skypeの操作も簡素化したという。
同社が5月23日に「Surface Pro」の発表とともに披露した最新のWindows 10向け「Microsoft Whiteboard」アプリも、アプリアップデートの形で6月中旬よりSurface Hubで最初に利用できるようになる(Microsoftはその後、「Surface Studio」とSurface Proにも提供する予定だ)。Whiteboardは、対応するWindows 10デバイス上で複数のユーザーがリアルタイムで手書きできるものだ。Office 365加入者は「専用」の機能にアクセスできることになっている。
Microsoftはさらに、Surface Hubで5年間の「Extended Hardware Service」を提供するという。
Surface HubはMicrosoftが数カ月の遅れと値上げの後、2016年3月にリリースしたマルチタッチ対応の会議システムで、55インチと84インチの2種類がある。「Perceptive Pixel」の後継となるもので、カスタム版のWindows 10を搭載する。あらかじめ組み合わされカスタマイズされた、マルチタッチのデジタルインク対応コラボレーションシステムだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」