ソニーから遊んで学べるロボット玩具「toio」がデビュー

 ソニーの新規創出プログラム新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」から6月1日、新商品として玩具「toio(トイオ)TA-T010」が登場した。ロボット×遊びをテーマに開発したトイ・プラットフォームになる。税別想定価格は2万円前後。発売は12月1日。6月1日から、ソニーのクラウドファンディング&ECサイト「first flight」で先行予約販売を受け付けている。


トイ・プラットフォーム「toio(トイオ)」。コンソール、キューブ、コントローラから構成される

 toioは、本体となる「toioコンソール」、モータ内蔵で動き回る「toioコア キューブ」、コントローラの「toioリング」、キューブの下に敷くマットから構成。コンソールにカートリッジをさして遊ぶことができ、カートリッジを取り換えることによって、さまざまコンテンツで遊べる。

 カートリッジは独自の形式で、toioタイトルとして今後拡充していくとのこと。現時点では、オフィシャルタイトルとして、工作やレゴなどの玩具を組み合わせて遊ぶ基本ゲーム集「トイオコレクション」(税別想定価格:5000円前後)と、ユーフラテスが企画協力した、工作と動きのプログラムで人工生物を造る工作ブック「工作生物ゲズンロイド」(同:4000円前後)の2タイトルを12月1日に発売する予定だ。


コンソールにカートリッジをさして遊べる。コンソールの両脇に置くことでキューブに充電も可能

 toioコア キューブにはバッテリとモータを内蔵し、ワイヤレスの状態でシート上で動き回ることが特徴。バトルや2つを組み合わせることで、独自の動作ができるなど、子どもの自発的かつ創造的な遊びを学びをサポートする。

 動き回るコアキューブは、独自の「絶対位置センサー」「高性能モーター」技術によって実現。絶対位置センサーは、あらゆる位置が瞬時でわかるという特性を持ち、高性能モーターと組み合わせることで、2つのコアキューブが追いかけっこをしたり、一定の距離を保って動いたりと、ロボット的な動きを実現する。

 各種操作はリモコンであるtoioリングから実行。リングにはジョグダイヤルやボタンなどを設ける。リング型のため片手で操作しやすく、もちやすい形状を採用したとのこと。リングはコンソールと有線で接続しており、コンソールとコアキューブはBluetoothによるワイヤレス接続になる。

 toioは、SAPから登場する12個目のプロダクツで、玩具系は初めて。「ロボット×遊び」をテーマに研究開発を進め、toioを生み出したという。開発においては、200人以上の子どもにユーザーテストを重ねたほか、家庭に持ち込んでの長期テストなど、徹底した市場調査を実施。そこから「好きなキャラクターやテーマで遊べる」「手軽なカスタマイズ」「短時間が結果がわかるゲーム性」などが浮かび上がり、工作をしてキャラクターを作り上げることなどのニーズが見えてきたという。

 toioでは、コアキューブに紙などで工作できるようにしたほか、toioコレクションではレゴ製品とコラボレーションし、レゴブロックを使ったカスタマイズを推奨。身の回りのものを使って工作する楽しさを提供する。


toioコレクションではレゴブロックと組み合わせてキューブをカスタマイズできる

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