VRソーシャルルームアプリ「cluster.」がエイベックスと提携--約2億円の資金調達も

 VR空間上でイベントやライブを楽しめるVRソーシャルルームアプリ「cluster.」を運営するクラスターは5月31日、シリーズAラウンドで総額約2億円の第三者割当増資を実施したと発表。また引受先のひとつであるエイベックスとの業務提携や、同日付で一般ユーザー向け正式版サービスを開始したこともあわせて発表した。

4社と個人投資家から約2億円の第三者割当増資を実施
4社と個人投資家から約2億円の第三者割当増資を実施

 cluster.は、誰もがVR空間上でルームを作って動画視聴やイベント参加、ライブ体験を共有して楽しめるVRソーシャルルームアプリとして開発。数千名規模のイベントを開催することもできるという。2016年2月にはα版を公開していた。

cluster.イメージ
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 第三者割当増資の引受先は、エイベックス・ベンチャーズ、ユナイテッド、ディー・エヌ・エー(DeNA)、Skyland Venturesの4社と個人投資家としている。

「avex Enter-Tech Pitch」
4月に行われた「avex Enter-Tech Pitch」において、クラスターはエイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEOで、エイベックス・ベンチャーズの社長も務める松浦勝人氏の審査員賞(松浦勝人賞)を受賞していた

 エイベックスとの提携については、アーティストやアニメ、2.5次元アイドルと多岐にわたったコンテンツを保有していることから「cluster.とVRを一般ユーザーへ訴求していくためには、有力なコンテンツホルダーと提携し、cluster.でしか味わえない独自のVR体験を作っていく必要がある」とし、今後も人気コンテンツを有する企業との協業を積極的に進めていく方針としている。

 正式版リリースにあたっては、α版公開以降一般ユーザーが自由にイベントを開催できる環境構築とユーザビリティー改善を行ったという。現段階で一般ユーザーは参加費無料のイベントのみ開催することが可能で、有料チケット機能については問い合わせの上で個別に検討・対応していく予定。初期の対応機種は、VRデバイス(Oculus Rift CV1/HTC Vive)とPC(Mac/Windows)で、その他のデバイスにも順次対応を進めていくという。

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