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WWDCでMacは登場するか?Siriの進化の行方--Appleニュース一気読み

坂本純子 (編集部)2017年05月29日 16時46分
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 5月16日~5月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

 Googleは米国カリフォルニア州マウンテンビューで5月17日から開催した開発者会議「Google I/O」で、人工知能やAR、VRなどの新しいコンピューティング環境に関する発表を行った。最新のスマートフォン向けOS「Android O」とこれらをサポートするデバイスが出揃う秋までには、Googleが発表した内容の多くがわれわれの手元にやってくる。

Androidスマートフォンが「Google アシスタント」の日本語版に対応
Androidスマートフォンが「Google アシスタント」の日本語版に対応

 そんな中で、iPhoneユーザーが注目したのが「Googleアシスタント」のiOS向けアプリのリリースだ。まずは米国でから配信され、Googleが誇る人工知能をiPhoneでも楽しめるようになる。

 Googleは音声アシスタントデバイス「Google Home」をすでにiOS対応しており、Googleアシスタントに親しんだユーザーが、より深く活用しようと考えれば、Androidデバイスへの移行を検討する材料になり得る。

 Amazonは先週、現在最も販売台数を伸ばしている音声アシスタントデバイスAmazon Echoに、7インチのディスプレイを搭載し、ビデオ再生や情報表示をサポートする「Amazon Echo Show」を発表し、6月末から販売を開始する。

 Amazon Echoシリーズに搭載されている人工知能Alexaは、開発者の間で最も注目される音声アシスタントであり、すでに1万を超える「スキル」と呼ばれるアプリが揃っている。

 Amazon、Googleが音声アシスタントをコンピューティングのカギとしている中、Appleは、最も知名度が高い音声アシスタント「Siri」をどうしても発展させなければならない。スマートフォンもスマートホームも、それぞれGoogle、Amazonに差を付けられており、危機感を覚えるべき状況と言える。

 Appleは6月5日から、世界開発者会議(WWDC 2017)を控えており、Siriに関する進化の道筋を見せられるかどうかが、重要なポイントとなる。

 ちなみに筆者は、音声アシスタントデバイスについてはAppleにとっては、「(今のところ)取り組んでも、やらなくてもいい」と考えている。AmazonやGoogleがリリースしたデバイスが、生活必需品として活用されているとは言えないからだ。

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WWDCでMacは登場するか?

 Bloombergなどの報道によると、Appleは6月5日から開催されるWWDC2017で、新型となるMacBookシリーズをリリースする可能性が指摘されるようになった。

 Appleは2016年10月に、MacBook Airを1モデルだけ残して廃止し、MacBook Pro 3モデル体制で刷新した。小型・薄型・軽量化、ディスプレイの品質向上、そしてThunderbolt 3ポートへの統一、Touch Barを上位2モデルに搭載するなどの刷新を行った。

 今回報じられているのは、2016年3月以来の刷新となるMacBook、13インチモデルのみが残されているMacBook Air、そして刷新して半年しかたっていないMacBook Proの3モデル。最新のチップセットを備えた高速化を行うとみられている。

 Appleは、「Mac軽視」の批判に対して、対応を急いでいる。iMac、Mac Proといったデスクトップ製品については、今後の製品計画を語る異例のアピールで、ユーザーを引き留めようと躍起だ。

 PC市場は、Microsoftがトレンドそのもののコントロールを積極的に行うようになった。Surfaceシリーズは、2-in-1スタイル、デタッチャブル、そして今月発表されたタッチスクリーン付きの新型ノート「Surface Laptop」と、今後トレンドになっていきそうなデバイスを軒並みリリースしている。

 また、ハイエンドPC、ハイエンドノートPCは「ゲーミングPC」が牽引しており、強力なCPUとグラフィックスを備えたパフォーマンス重視の製品が人気を集めている。Googleは、Chromebookで、教育市場を席巻しており、Mac、iPad、そしてWindowsを圧倒する勢力に拡大した。

 もともとMacはPC市場のメインストリームではなかったが、強かったハイエンドや教育市場と行った領域を、既に他社に侵食され尽くされてしまっており、これを取り戻すには、より細かい新製品の投入と、市場とのコミュニケーションを地道に重ねていくしかない。

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医療、ヘルスケア色を強めるApple Watch

 Apple Watchは、医療やヘルスケアの領域向けの取り組みを深めている。先週、AppleはBedditという企業を買収した。睡眠計測を行うデバイスをリリースしている企業で、将来的に、Apple Watchによる睡眠計測に役立てられる可能性が指摘されている。

 また、CNBCは、AppleのTim Cook CEOが、Appleのキャンパス内で、Apple Watchとペアリングした血糖値トラッカーを使用している姿が目撃されたと報じた。また、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究で、Apple Watchによる心拍計測が、不整脈を検出するのに有効であるとの発表も行われている。

 Apple Watchの利用者は、iPhone以上に肌身離さず装着している、最も身近なAppleデバイスとなっている。スマートウォッチ全般として、現在はフィットネス関連の機能が主な「身につける目的」になっている傾向にあるが、Appleは、よりロングスパンで関わることになる「健康」というテーマに取り組むことで、Apple Watchを必需品へと引き上げようとしている。

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