Googleは米国時間5月17日、カリフォルニア州マウンテンビューで開催中の年次開発者会議「Google I/O」において、音声AIを搭載したスマートスピーカ「Google Home」を、2017年中に日本を含む5カ国で提供すると発表した。米国では129ドルで販売されている。
Hello Canada, France, Germany, Australia and Japan #io17 pic.twitter.com/wZKwTV0JxV
— Made by Google (@madebygoogle) 2017年5月17日
Google Homeは、音声AI「Google Assistant」を搭載したスマートスピーカ。「OK Google」と話しかけるだけで、検索やマップ、翻訳などのサービスにアクセスできる。Google Assistantは、ユーザーの行動パターンや嗜好を学習し、ユーザーの理解を深めることでよりパーソナライズされた情報を提供する。競合としては、Amazonの「Alexa」、Appleの「Siri」、Microsoftの「Cortana」などが挙げられる。
Googleでは、Google I/OにおいてGoogle AssistantのiOS対応を発表。AndroidスマートフォンやAndroid TV、Google Home以外のデバイスでも利用できるようになった。併せて、LGやGEのスマート家電との連携も発表しており、音声AIプラットフォームで先行するAmazonを猛追している。
また、LINEでは、音声AI「Clova」を搭載したスマートスピーカ「WAVE」を2017年夏ごろに発売すると発表しており、2017年は日本でも音声AIが盛り上がる年になりそうだ。
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