Amazon.comの「Amazon Echo」「Amazon Alexa」やMicrosoftの「Cortana」、Appleの「Siri」、Googleの「Google Now」「Google Assistant」など、人工知能(AI)を利用する音声アシスタントが多数リリースされている。音声によるコマンドや質問で操作できるため、手が放せない場面などで役立つ。
このように便利な音声アシスタントに、子ども向けとうたう「Woogie」が登場した。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Woogieは、画面やタッチパネルを搭載せず、音声のやり取りだけで操作するAI音声アシスタント。子どもの学習と生活を支援することを目的としており、安全かつ楽しいコンテンツを提供するという。
対象年齢は6歳以上。アクティブラーニングや反転授業(リバースラーニング、フリップドクラスルーム)といった教育手法を取り入れ、子どもが気になることを質問すると、学習に結びつく答えを返すそうだ。安全性に配慮し、質問を単にインターネット検索するのではなく、取捨選択した情報だけを提供する。
目覚まし機能を備え、起床時間になると音楽を鳴らし、ジョークを話し、前向きな声かけをしてくれる。学校への持ち物を思い出させてくれたり、その日の目標を教えてくれたりもする。
子どもが下校して部屋に入ってくると、Woogieが自動的に声をかけて会話を始める。友達とのようすを質問するほか、親からの伝言を伝える。
就寝時には、会話の頻度を下げ、オーディオブックの読み聞かせや音楽の再生で子どもを寝かしつける。小さなライトを点灯させ、子どもが暗闇で怖がらないようにする。
就寝時刻のセット、利用可能コンテンツの制限、使用状況の確認など、Woogieの各種操作は保護者用のスマートフォンアプリから実行できる。
Indiegogoでの目標金額は7万5000ドル。記事執筆時点(日本時間5月18日20時)で約1万5000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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