メルカリのグループ会社であるソウゾウは5月8日、本やCD、DVD/Blu-rayの売買に特化したフリマアプリ「メルカリ カウル」のiOS版を公開した。手数料として販売価格の10%がかかるほか、貯まった売上の1万円未満の引き出し手数料として210円(1万円以上の場合は無料)がかかる。
メルカリ カウルでは、出品したい本・CD・DVD/Blu-rayのバーコードを読み取るだけで、商品情報(タイトル・著者/アーティスト名・発売日・定価など)が自動で入力される。また、過去の取引傾向から売れやすい価格が自動で提案されるという。
メルカリ カウル内での購入履歴からの出品に対応しており、読み終わった本をすぐに売ることも可能だという。さらに、フリマアプリ「メルカリ」とも連携でき、メルカリへの同時出品も可能。取引の際にメルカリでの過去の取引評価を確認できるほか、「らくらくメルカリ便」を選択して、互いの住所や名前を知らせずに取引可能な匿名配送も利用できるとしている。
商品一覧画面では、同じ商品の出品の中で最安値のみが表示されるため、安価な出品を簡単に見つけられるとのこと。「いいね」した商品の最安値が更新された際には、プッシュ通知により通知する機能も搭載した。
同社によると、メルカリでは1日に100万品以上の商品が出品され、月間流通額は100億円超に達しているという。その内、本・CD・DVD/Blu-rayなどを含む「エンタメ・ホビー」カテゴリの出品は全体の22%を占めていることから、一部のカテゴリに特化して使い勝手を向上した専用アプリを提供することにしたという。
今後は、メルカリ カウル上で中古の商品だけでなく、新刊の販売も行う予定。また、Androidアプリの開発も進めており、6月の提供を予定しているという。
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