動画はソーシャルメディア上の大規模ビジネスであり、TwitterはBloombergの力を借りてこれを収益化したい考えだ。
Twitterは、経済・金融情報を提供するメディア企業Bloombergと提携して、24時間年中無休でニュースを配信するという。The Wall Street Journal(WSJ)が報じた。記事によると、米国時間5月1日にこれを発表し、2017年終盤に配信を開始する予定だという。
Bloombergのテレビ番組をそのまま配信するのではなく、Bloombergの世界中のジャーナリストからのライブレポートが配信される予定だ。Twitterユーザーによって投稿された動画も一部含まれる予定だという。
Twitterは、試合のライブ配信に長い間力を入れていた。2016年4月にはNFLと提携し、アメフトの試合を同社プラットフォーム上で配信した。しかし、AmazonがTwitterのその戦略を横取りし、2017~18年のシーズンに「Thursday Night Football」(木曜夜のプライムタイムに開催されるNFLの試合)の放映権を獲得した。
TwitterとBloombergは2016年にも、3回の米大統領選討論会の配信でタッグを組んだ。しかし、今回の新しい提携は、Bloombergの視聴者にTwitterを利用してもらうことではなく、テレビ以外でニュースを得たいと考えるユーザーの獲得に主眼を置いているようだ。
「有料のテレビ番組を利用しておらず、外出先でテレビを視聴しているユーザーを取り込めると考えている」とTwitterの最高経営責任者(CEO)を務めるAnthony Noto氏はWSJに述べ、「これを始めるにあたって、Bloombergは完璧なパートナーだと思う」とした。
TwitterとBloombergにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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