トレーニングギア「SIXPAD」もスマホ連携へ--MTG、「第二章のキーワードはIoT」

 MTGは4月28日、Bluetoothを搭載した筋肉トレーニングギア「SIXPAD(シックスパッド)」の新製品を発表した。4月29日より発売する。

MTGはSIXPADで“IoT”への対応を打ち出した
MTGはSIXPADで“IoT”への対応を打ち出した

 ラインアップと税別価格は下記の通り。

  • 腹部を集中的に鍛える「Abs Fit 2」(2万5800円)
  • ウェスト、腕、脚を鍛える「Body Fit 2」(1万9800円)
  • お腹周りを効率的に鍛える「Abs Belt」(S~L:3万9800円/LL、3L:4万3000円)
  •  腕を集中的に鍛える「Arm Belt」(2万2800円)
  • 脚を集中的に鍛える「Leg Belt」(2万7500円)

 SIXPADは、EMS(筋電気刺激)技術を活用した製品で、体を動かさずに筋肉が鍛えられるとして話題になった。アスリートだけでなく、あまり体を動かせない高齢者の筋力低下防止にも有効と説明する。

 MTG 取締役の長友孝二氏は、「2015年7月に発売したSIXPADは、まもなく累計台数100万台になる。その第二章のキーワードはIoT。すべてのデバイスがスマートフォンと同期でき、インターネットにつながる。(アプリとの連携により)ログを取ることでモチベーションを高め、鍛えている部位を意識できる」と説明した。

スマートフォン連携で鍛えている部分を可視化できる
スマートフォン連携で鍛えている部分を可視化できる

 新たにSIXPADと連携できるアプリを導入。SIXPADデバイスの強弱をアプリから設定できるほか、最大6つまで同期して複数の部位を同時にトレーニングできるようになった。

 従来のSIXPADは、複数のデバイスを別々に動かすと刺激のタイミングやリズムがそれぞれ異なるため、違和感を感じる人も多かったという。今回のスマートフォン連携によってすべての箇所を同時に動かせるようになることで、問題を解消できるとしている。

BluetoothでスマートフォンとSIXPADを連携
BluetoothでスマートフォンとSIXPADを連携

 刺激のレベルもアプリ上で一目で分かるため、SIXPAD本体から操作するよりも使いやすいメリットがある。

 さらに、鍛えている筋肉とその動きをアプリ上で表示。鍛えている筋肉を意識することで、より効果的なトレーニングが行えるほか、残り時間も表示する。

ゲストとしてタレントの小島瑠璃子さんと中央大学バレーボール部の主将らがゲストで登壇。SIXPADを身に着けた選手に対し、スマホで遠隔操作するデモを見せた
ゲストとしてタレントの小島瑠璃子さんと中央大学バレーボール部の主将らがゲストで登壇。SIXPADを身に着けた選手に対し、スマホで遠隔操作するデモを見せた

 トレーニングを行うと「mp(マッスルポイント)」がもらえるほか、メダルの付与といった楽しめる要素も増やしていく。さらにカレンダーとの連携、専門家のアドバイスが届く機能なども予定しているという。

SIXPADのコアテクノロジ
SIXPADのコアテクノロジ
スマホ連携機能などにより、パーツの数は114個になり従来より大幅に増えたが、厚さは3mmと薄く、重さは90gと軽い(Body Fit 2)
スマホ連携機能などにより、パーツの数は114個になり従来より大幅に増えたが、厚さは3mmと薄く、重さは90gと軽い(Body Fit 2)
Body Fit 2の背面。専用のジェルを貼り付けて体と密着させる
Body Fit 2の背面。専用のジェルを貼り付けて体と密着させる
USB充電が可能だ
USB充電が可能だ
継続していくとクリスティアーノ・ロナウド氏のメッセージが届くサプライズなども予定
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