家電ベンチャーのUPQは、過去に販売した4Kディスプレイ3機種の、画面切り替え速度である“リフレッシュレート”の表記が誤りだったことを発表した。これまでは「120Hz駆動」と説明していたが、正しくは約半分の「60Hz駆動」だったという。同社では、対象商品の購入者に2000円分のAmazonギフト券でキャッシュバック対応する。
返金対象となる製品は、「Q-display 4K50」(税別7万5000円)、「Q-display 4K50X」(税別7万5000円)、「Q-display 4K65 Limited model 2016/17」(税別14万9000円)の3機種で、4月12日午前11時までに購入した人にキャッシュバックする。対応期間は6月30日23時59分まで。
また、UPQからOEM供給を受けた「DMM.make DISPLAY」では、購入金額を全額返金する。
UPQは、カシオ計算機でスマートフォンなどの製品を企画していた中澤優子氏が、2015年7月に創業した家電ベンチャー。オシャレなデザインの十数種類の家電を、わずか2カ月間という速さで製品化するなどして注目を集めた。その後も、超小型折りたたみ電動バイク「UPQ BIKE me01」などユニークな製品を販売している。
その一方で、開発した製品に関するトラブルも目立つ。2015年8月に発売した格安のSIMフリーAndroidスマホ「UPQ Phone A01」は、技適マークを取得していないことが分かり初期出荷分を回収。また同製品のスペック表において、当初はCPUを「1.5GHz」と記載していたが「1.3GHz」の誤りだったことが発覚し、返品・返金対応する事態となった。
さらに、今回問題になった4Kディスプレイの4K50は、2015年9月中旬以降の発売予定だったが、生産を委託している中国工場の製造遅延などを理由に、発送開始時期を10月下旬に延期していた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス