米通信大手Verizonの2017会計年度第1四半期(3月31日締め)は、後払い方式の接続契約数が30万7000件の純減で、この数字はさらに増える可能性もあったが、無制限データプランがこれを緩和した。
Verizonの第1四半期決算は、 T-MobileやSprint、AT&Tとの競争の激しさを浮き彫りにした。非GAAPベースの利益は1株当たり95セントで、アナリスト予想を1セント下回った。売上高は7%減の298億1400万ドル、純利益は20%減の35億5300万ドル。希薄化後1株あたり利益は84セントだった。
ワイヤレス事業の売上高は5%減の209億ドルだった。
Verizonのワイヤレス事業にとって明るい要素の1つは、「Verizon Unlimited」プランの提供開始が第1四半期の契約者流出を食い止めたとみられることだ。Verizon Wirelessの第1四半期の小売り後払いの解約率は1.15%で、前年同期から19ポイント増加した。これはタブレットの解約が原因だ。
最高財務責任者(CFO)のMatthew Ellis氏が電話会議で述べたところによると、2016年、無制限プランの登場で米国のワイヤレス市場の競争が激化したが、Verizonは当初、機器のプロモーションで競争する道を選択したという。2017年初頭までに、「競争の激しさがさらに増した」ことで、Verizonも無制限データプランの提供を開始した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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