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FCCがVerizonとAT&Tの書簡を送付--動画サービスの「ゼロレーティング」に懸念を表明

Jake Smith (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2016年12月05日 12時29分
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 米連邦通信委員会(FCC)は米国時間12月1日、AT&TとVerizonに書簡を送付し、自社の動画サービスを顧客のデータ使用量の対象外とする慣行に不満を表明した。

 具体的には、「ゼロレーティング」は競争と消費者に悪影響を及ぼす可能性がある、とFCCは述べた。Associated Press(AP)が入手した書簡の中で、FCCは、ほかのサービスが自社サービスを顧客のモバイルデータ使用量の対象外にしてもらうためにVerizonやAT&Tにお金を払う可能性もある、と述べた。そうなれば、VerizonやAT&Tと関係が良好でない競合動画サービスは不利になる、とFCCは主張する。

 AT&Tは先週、「DirecTV Now」をローンチした。AT&T Mobilityの顧客がLTE経由でDirecTV Nowの動画をストリームしても、データ使用量には加算されない。Verizonも自社の「go90」サービスで、同様のことを行っている。

 AT&TとVerizonはこれが悪いことだとは考えていない。DirecTV Nowのようなサービスがデータ使用量の対象外になっていることで、顧客はお金を節約できる、とAT&Tは2日の声明で述べた。Verizonはこの慣行について、消費者のためになることであり、規制にも違反していない、と述べた。

 AT&Tは2日の声明で、「政府が消費者のコスト節約に寄与するサービスを禁止すべきでない理由について、われわれはFCCに追加情報を提供する予定だ」と述べた。

 FCCは「ゼロレーティング」について指導を行っただけで、正式な裁定はまだ下していない。FCCが1日に明かしたところによると、同委員会は11月にも同様の書簡をAT&Tに送ったが、その際に得た回答に不服があったとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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