Microsoftはまもなく(おそらく数日のうちに)、報道機関やその他のゲストに対して、開催が予想されている春のイベントへの招待状を発送するとみられている。このイベントは、斬新な形態の新型「Surface」ではなく、「Windows Cloud」を発表するためのものである可能性が高い。
情報筋によれば、春のイベントは「Bespin」というコードネームで呼ばれており、5月上旬に開催される可能性が高いという。Bespinとは、「クラウド・シティ」と呼ばれる浮遊都市が浮かぶ、スターウォーズに登場する架空の惑星の名前だ。
Windows Cloudは、「Windows 10 Creators Update」のテスト中に存在が明らかになったとされるWindows 10の新しいエディションだが、Microsoftは公式にはまだその存在を認めていない。
筆者が先日書いた記事にあるとおり、Windows Cloudはその名前から受ける印象とは違って、クラウドとはほとんど関係がないようだ。テスト参加者が確認したところでは、Windows Cloudは、WindowsストアからインストールしたUWPアプリだけが実行できるWindows 10の簡略化バージョンだという。これは、過去に存在した「Windows RT」や「Windows 8.1 with Bing」のWindows 10版に近いものだ。
Windows Cloudは、クラウドからストリーミングされるWindows 10でも、Windows 10のサブスクリプション版でもない。これは単なる、有償で「Windows 10 Pro」にアップグレード可能で、簡略化された(そしておそらく安全性が高く管理しやすい)Windows 10のバージョンの1つだ。
すでに別の記事で書いたとおり、情報筋によれば、Microsoftがこのイベントで「Surface Book 2」をお披露目することはないという。
筆者は、このイベントで「Surface Pro 5」が発表される可能性があるかどうかを関係者に尋ねて回った。情報提供者の一部はあり得ると考えているが、その場合でも、発表されるデバイスは革命的なものというよりは、段階的改善が施されたものにとどまるかもしれないという。
また筆者は、何人かの情報提供者から、MicrosoftがSurfaceブランドの新しいデバイスをこのイベントで発表する可能性があるという話を聞いている。
Microsoftは、Windows Cloudを搭載した何らかの種類のPCまたはタブレットを準備している可能性があるかもしれないと筆者は考えている。仮にこのようなデバイスが存在すれば、(Microsoftが新たな製品カテゴリを生み出したと主張しないなら)「Surface 4」と名付けられるのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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