ソニーの新情報発信基地は“渋谷”--「ソニースクエア」がオープン

 ソニーは、東京・渋谷の渋谷モディ内に「Sony Square Shibuya Project」(東京都渋谷区神南1-21-3)をオープンした。1階入口近くのスペースに、ソニー製品はもちろん、映画や音楽のエンターテインメント、ゲームなど、ソニーが持つあらゆる要素を組み合わせ、企画展示を通して情報発信していく。オープンは4月8日。


渋谷モディ1階にオープンした「Sony Square Shibuya Project」

 Sony Square Shibuya Projectは、渋谷モディ1階の入口近くに位置し、その時々のテーマに合わせた企画展示を行う。5月31日までは第1弾として「Music Crossroads」を開催。「アーティスト×テクノロジー」「アナログ×デジタル」など、ソニーグループの持つ資産をかけ合わせ音楽のさまざまな楽しみ方を提案する。

 スペース内には、「交差点×BEAT」「レコード×ハイレゾ」「ジャケットアート×衝動」「MESH×楽器」と、4つの見どころを用意。交差点×BEATでは、渋谷モディ前の交差点に設置されている「ソニービジョン渋谷」のカメラ映像を楽器に見立てて、交差点を演奏できるというもの。交差点を行き交う人やクルマのリアルタイム映像をタッチディスプレイに投影し、スクラッチしたり、ビートを刻んだりしながら音を出して楽しめる。


「交差点×BEAT」。指先で叩いたり、スクラッチしたりすることがビートをきざめる
  • 「レコード×ハイレゾ」では、レコードプレーヤー「PS-HX500」と「ウォークマン」を展示。聴き比べもできる

  • 「MESH×楽器」。MESHタグに反応して色々な音が出る仕組み

 またレコード×ハイレゾでは、新譜アナログレコードと名盤を取りそろえ、実際の試聴も可能。レコードプレーヤー「PS-HX500」が用意されているほか、「ウォークマンNW-WM1Z」、ヘッドホン「MDR-Z1R」「MDR-1000X」などを試すことができる。

 そのほか、スチャダラパーのANIさん、バイきんぐの小峠英二さんらによる「私のベスト5レコード・ジャケット」を紹介したジャケットアート×衝動、ブロッグ形状の電子タグ「MESH」のMESHタグに反応して音が出る仕組みを施したオリジナル楽器によるMESH×楽器など、いずれもここだけで体験できるコンテンツを用意する。


「ジャケットアート×衝動」では、「私のベスト5レコード・ジャケット」をリレー形式で紹介。写真はバイきんぐの小峠英二さんのもの。今後、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのGotchさん、電気グルーヴの石野卓球さんらが登場する

ソニー ブランド戦略部 統括部長の森繁樹氏

 ソニーでは、ソニーストアやデジタルカメラユーザーをサポートする「α Plaza」など、ユーザーが製品を体験できる場所をすでにオープンしているが、ソニーブランド戦略部 統括部長の森繁樹氏は「Sony Square Shibuya Projectは、ソニーの幅広い魅力を伝える情報発信ができる場所。ソニーストアはエレクトロニクス製品が中心だが、ここでは映画や音楽のエンターテインメントやゲームなど、ソニーが展開するすべてのサービス、商品を組み合わせて展示し、幅広い魅力を伝えていきたい」と立ち位置を説明。2016年には米国ニューヨークに「Sony Square NYC」をオープンしており、その日本版的位置付けだけという。

 今後は1~2カ月ごとに企画展示を入れ替え、幅広いソニー商品、サービスをアピールする場所にしていくとのこと。渋谷を選んだ理由は「若者が多く集まる場所に加えて、インバウンド需要が旺盛で外国人旅行客も多い。そうした人たちに向け、多くの顔を持つソニーの魅力をアピールしていきたい」と森氏は話す。ソニーでは、2015年の渋谷モディ開店の際、大型ビジョンの「ソニービジョン渋谷」を導入している。

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