NVIDIAは、最上位のグラフィックカードを2017年のスピード感に合わせようと、高性能ゲーミングGPU「TITAN X」を、「CUDA」コアを増やしてメモリ帯域幅も拡大した「TITAN Xp」にアップデートした。TITAN Xpはすでに、TITAN Xに代わる製品ラインの1つとなっている。
CUDAコア数をTITAN Xの3584から3840に増やしたTITAN Xpは、処理できるスレッド数が多くなり、理論的には、レンダリングの速度と質が向上する。メモリの速度は10Gbpsから11.4Gbpsになり、帯域幅は毎秒480Gバイトから毎秒547.7Gバイトと目に見えて増大する。つまり、フレームレートと質は向上するはずだ。ただし、実際に性能がどれほど向上するかを確認するには、まだベンチマークテストが必要だ。
これらの点を除けば、TITAN Xpの仕様はTITAN Xと同様で、カードの配置と設計は同じように見える。価格も同じ1200ドルだ。
NVIDIAは、旧モデルのPCI Expressカード対応「Mac Pro」や、「Thunderbolt」ポートにPCI Expressカードを外付けした現行の円筒型モデルで動作する、「Pascal」カードのドライバサポートの提供も開始した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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