クラウドID管理サービスを提供するOktaは米国時間4月6日、新規株式公開(IPO)価格を1株当たり17ドルに設定すると発表した。OktaはIDやデバイスの管理を手がける企業で、サンフランシスコに拠点を置いている。7日より、NASDAQでClass A株式を1100万株売り出し、1億8700万ドルを調達したい意向だ。
Oktaは3月、「OKTA」というティッカーシンボルで上場することを発表した。Goldman Sachs、JP Morgan Securities、Allen & Companyが今回のIPOの主幹事を務め、Pacific Crest Securities(KeyBanc Capital Markets Inc.の1部門)とCanaccord Genuity Inc.、JMP Securities LLCが副幹事を務める。
2009年創業のOktaは、エンタープライズ向けに広範なID関連機能群を提供している。Oktaの「Identity Cloud」は5000を超えるアプリと連携し、あらゆるデバイスからのセキュアなアクセスを実現する。主要な顧客は、20th Century FoxやLinkedIn、News Corp、Dish Networks、Adobeなどだ。Oktaは現在、開発者向けのIDプラットフォーム構築に取り組んでおり、先頃、Stormpathの買収を発表した。
SEC提出書類によると、2016年10月31日時点で、185カ国以上のほぼすべての業界にわたる2900社を超える顧客企業がOktaのIdentity Cloudを利用している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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