インテルとPreferred Networks(PFN)は4月6日、PFNが開発・提供するディープラーニング向けオープンソースフレームワーク「Chainer」の開発で協業すると発表した。
PFNは、IoTにフォーカスした深層学習技術のビジネス活用を目的に、Preferred Infrastructureからスピンオフした企業。Chainerは、Pythonベースのディープラーニング向けフレームワークとして、ユーザーが直感的に複雑なニューラルネットワークを設計できるのが特徴。
今回の協業により、インテルアーキテクチャ上でのChainerの性能向上を目指し、Chainerのアップデートへの継続的な対応、インテルアーキテクチャのアップデートに対するChainer最適化への対応、インテルのGithubでの協業成果の公開、AI・ディープラーニング市場の成長を加速するためのプロモーション活動での協業を実施する。
インテルでは、AIやディープラーニングなどの技術や、アプリケーション開発・実装は、特定用途向けのコンピューティング環境で進められており、開発の複雑性、時間、コストなどの制約となっていると指摘。両社のテクノロジを活用し、AIやディープラーニング向けフレームワークを活用したアプリケーションの開発・実行の最適化を進め、画像認識や機械制御、異常検知などの性能向上を目指す。
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