ドイツの安全衛生当局が、同国のFacebook契約業者であるArvatoを抜き打ちで視察したことが明らかになった。Arvatoの従業員は、Facebookへの投稿に含まれる生々しい画像などを削除している。
メディア大手Bertelsmann傘下のArvatoは、2015年末よりFacebookにコンテンツモデレーションサービスを提供している。当初は約100人のチームだったが、Arvatoは現在、ベルリンで約600人を雇用している。こうした人々の仕事は、不適切なコンテンツに関するFacebookユーザーからの報告に対応することだ。
Arvatoの従業員は、多くの投稿記事を精査して、Facebookのコミュニティー規定に違反しているかどうかや、削除する必要があるかどうかを判断しなければならない。つまり、その過程で、児童への性的虐待や動物虐待の画像などを含む可能性のある投稿を閲覧するほか、投稿がドイツの法律で違法とされるヘイトスピーチとみなされるかどうかを判断している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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